「小規模サイトだからサーバにコストをかけたくない」
そんな声をたまに聞くことがあります。
しかし、少しでも収益化を目指すようなサイトであれば、どこが費用を考える分岐点かを知っておく必要があります。
訪問者数(UU数)が月に300人のサイトがあったとします。
このサイトに訪れた0.5%の人が利益率30%の平均3万円のサービスを購入するとし、平均で1.5回のリピートをするとします。
その場合、300人 x 0.5% x 3万円 x 1.5回 x 30% = 20,250円の利益が毎月期待できるサイトということになります。
敢えて極小規模のサイトを想定しましたが、このサイトに対して、サーバへの投資はどの程度であれば見合うでしょうか?
コンバージョン率の向上、検索順位の改善、ユーザーエンゲージメントの向上により、大まかではありますが以下のような収益性の向上が期待できると推測できます。
- 短期的(3〜6ヶ月):5〜15%の収益増加
- 中期的(6〜12ヶ月):15〜30%の収益増加
- 長期的(1年以上):30〜50%以上の収益増加
つまり、このケースでは、短期的には1,012円~3,037円の収益増加、中期的には3,037円~6,075円の収益増加、長期的には6,075~10,125円の収益増加の可能性があると言えます。
もちろん、現在のサイトパフォーマンスやビジネスの状況などによって変化するので個々のサイトによって異なる結果が出ると思います。
今回の仮定ではかなり厳しいケースを想定しましたが、月2万円程度しか利益が出ていないサイトであってもパフォーマンスを上げることで収益向上の余地はありますし、収益が上がればそれだけ様々な投資が可能になります。